*** テキトー絵日記 ***

2013/04/15(月)

今日もポカポカ

X10

近所にあるこの踏切はどこか懐かしい感じがして好きな踏切だ。子供の頃はここを蒸気機関車が走っていて、小学校低学年のボクは友だちと勝手に線路内に入り込み、レールの上に石を置いて汽車がそれを蹴散らして割っていくのを遊んだりしたが、そんな子供が勝手に線路上にいても誰からも咎められることはなかった。

この右手の先は線路がカーブしていて先が見通せない。なので列車が、いややはりここは汽車と言おう、その汽車がやってくるかどうかは線路に耳を当てると振動が伝わって接近してくることが分かる。しかし今こんなことを書くとスゴイことになりそうだな。映画「禁じられた遊び」の世界みたいじゃないか。あるいはプロレタリアートで貧しい庶民を描いた戦後すぐのイタリア映画か、そういえば日本にも「泥の河」という優れた映画があった。

何のハナシだか、になってきたが、まあそれほど昔は鷹揚だった、あるいは緩かった。線路といえば国鉄伊勢市駅の構内で作業している蒸気機関車に勝手に近寄っていっても、機関手さんから「坊っ、遊びにきたんか」と声を掛けられることはあっても咎められたりしたことは一度もない。小学校低学年のチビが構内の線路をウロウロ歩いていたのにですよ。まーそういう時代だったということでしょうか。

その頃の影響かどうかは分からないが、今でも線路を見ると心が浮き立つ。特にこういう狭い道路と交差する踏切はいいですね。京都の伏見駅前の踏切も良かったな。といっても線路マニア、踏切マニアと称するほどでは無い。

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