X10
青空にお日様が無いと、途端に日中の写真欲が無くなってしまう。その代わり久しぶりにカメラ独自のナイトモードを使って単なる町内の夜道を撮影。この建物の壁も今までに何度も写しているが、こうした伝統建築の工法は無くなっていくばかりだ。自分ちのことを棚に上げて言うのもナンだけど、今風のサイディング材を使った家はどこか上っ面だけのウソ物っぽい気がする。確かに機能的で合理的なのだろうけど、日本中が同じ顔になっていくのもどうなんだろうか。
特に懐古趣味がある訳ではないが、同じ町内の蔵を持つ古い家が無くなって、いったん更地になった後、昨日から駐車場としての整備が始まっている。古いものが無くなって新しくなっていくのは道理なのかもしれないが、伝統的な建造物が姿を消していくのはどこか寂しい。
反面、内宮前の一帯のような、後から作られた昔ながらの風情を装った町並みには人気が出ている。しかしあれも年代物のように見せかけていたり、木造に見えるが実は鉄骨の建造物だったりする。
ということはアレかなあ、今の日本人はテーマパーク慣れしちゃっていて、本物であろうがなかろうが、見た目がそれっぽければOKってことなのかなあ。上面だけで十分ってこと?歴史と伝統は奈良や京都の寺社仏閣にお任せ?