夫婦岩で有名な二見の興玉神社 by X10
今年は伊勢神宮の遷宮の年なのだけど、そのための準備はすでに数年前から着々と行われている。山でご用材を伐採したり、神職による特別な祭りなどは実際に見る機会もないが、神領民、すなわち一般市民が参加するものとしては、遷宮に使うご用材を神社まで運ぶお木曳きと、新しく完成した正殿の御垣内に白い石を敷き詰める白石持ちの行事がある。
今日はその白石持ち行事に先立って、二見の興玉(おきたま)神社に参拝する浜参宮の行事があって、ボクもこれに参加してきた。こういった行事は全て町別に行われるのだけど、我が町の参加者は観光バス5台分だったので200数十名といったところか。
ところで、どうして興玉神社に参拝するのか周りの人に尋ねてみたのだけど、古くからのしきたりというだけで誰も詳しい理由は知らない。気になったので帰ってからネットで調べてみたが、やはり「古来、伊勢神宮に参拝する前、また、祭典に奉仕する前には、清き渚と称される二見浦で禊(沐浴)を行うのが慣わしであった。」とあるだけだった。まあ簡単に言えばやっぱり「古くからのしきたり」としか言えない。
今日は出発直前まで雨が降っていて、おまけに日中の気温も13度止まりというのでどうなるかと思っていたが、幸いな事に集合時間には雨も上がり、その後はグングンと晴れて二見到着時には青空が広がった。ただし風は強く吹いていたが皆さん防寒対策を施していたので酷いことにはならなかった。
これで町民は禊を終えたことになって、次は(我が町の場合)8月後半にある白石持ちの行事となる。なにしろ20年に一度の行事なので、次回は果たして参加できるのでしょうか、、、神のみぞ知るところだ。