16.8mm相当の超ワイドでいろいろ撮ってみた by X10
ネットで探しまくったワイドコンバージョンレンズが届いた。このレンズの取り付けの口径は46mmなのだけど、40.5-46mmと43-46mmの2つのステップアップリングが付属する。この40.5mmのリングを使って40.3mmのX10になんとか装着しようと試みた。
結果からいうと、なんとか着けられないこともないが、きっちりと装着できるわけでもない。でも着けてしまえばガタついたり外れそうな予感がしたりはしない。ただし根本まできっちりとは入らない。それ以上無理に嵌めようとするとネジ山を潰してしまいそうな感じがするのでそのまま途中の位置で止めてある。
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こんな感じ
まあとにかく装着できたので、この超広角の画角で何か撮影してみる。レンズの値段が安い割には特に問題となるようなこともなく、オートフォーカスも問題ない。0.6倍の広角アタッチメントレンズなのでX10の広角端が28mmから16.8mmになる。(35mm換算)
しかしまったく問題無しという訳ではない。まずケラレの件で、おそらくこのステップアップリングを使ったせいか、あるいはきっちりと根本まで嵌らず2mmほどネジ山を残してしまうので、その分レンズ鏡胴が長くなってしまうからか、わずかにケラレが出る。左側のほうが多いのは光軸がズレているからだろうか?
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四隅にケラレが出ている
このケラレを避けるにはズームリングを回して広角端の28mm位置ではなく、35mm位置くらいにする必要がある。その場合、その0.6倍だから実際の画角で21mm相当だ。これでも超広角の画角には違いないが、せっかくの16.8mmワイドが21mmになるのはちょっと残念。まあこの程度のケラレならあっても面白いじゃないかと考えたほうがいいかも。
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最後まで嵌めきれずに残った隙間
それから直接の問題ではないが、いくら安物アタッチメントレンズと言っても広角だからレンズ前面の口径は60mmもあり、したがって重量もそれなりにある。なのでこれを装着したままX10のズームレンズ連動のON/OFFを繰り返した場合、このレンズにかかる重量がネックとなって本体トラブルとなる可能性もある。