*** テキトー絵日記 ***

2013/06/06(木)

ロマネスク建築が分からない

by X10

木曜日なのでいつものように午後は母を気功教室まで送迎した。終わるまでの間の約90分は図書館で読書。いつもなら写真関係や音楽関係の雑誌をみてるのだけど今日は違う。西洋建築、それも中世の教会建築に関する本を読んで、イマイチ理解できていないロマネスク建築の特徴を読み取ろうとした。

ただまあ何でもそうなのだけど、歴史の変遷は判で押したようにスパッと変わるわけではないし、地域差もあればいろいろ他の要因も関係してくるから、これぞロマネスク建築!というわけにはいかないかもしれない。それでもギリシャ建築といえば太い円柱と石の水平な梁だし、ローマ建築ならばアーチが特徴的。これが次のビザンツ様式になればなんと言っても石造りのドームだろう。それがロマネスク建築に変わり、その次のゴシックになれば尖頭アーチや飛梁が特徴的で、バロックになると楕円形の多用や石柱の揃え方などで得られる中央の強調などが挙げられる。

するとやっぱりロマネスク建築がボクの中では一番はっきりしないのだ。前後の時代と比較して言えることはいくつかある。壁面の重厚さを意識していて明かり取りの窓が重視されていないだとか、ゴシックにつながる単廊式ヴォールト天井のバシリカ形式の教会である、などとは言えるのだけど、結局のところ、なにがロマネスク建築の特徴なのかが理解しにくい。だいたいこのロマネスクという言葉の分類そのものが後世のネーミングであって、どうも建築史としてだけではなく、教会のあり方という精神性の変遷という部分にも触れないと理解できないような気がする。

てなわけで今日もロマネスク建築に関して数冊の本を拾い読みしてきたのだけど、まとめてみよと言われたら、、、やっぱりよく分かっていない。トホホホホなのだ。

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