*** テキトー絵日記 ***

2013/06/08(土)

ペーパークラフトで大聖堂を作る

なかなか立派 by X10

やっぱり建築物の構造を理解するには模型を作ってみるのが一番だ。というわけでこれはネットで探して見つけたパリのノートルダム寺院のペーパークラフト。正確には紙というより2mm厚のプラスチック系の素材で出来ていて、組み立てるのにノリもハサミも要らないから実にお手軽。それでいて組み上がるとそこそこの大きさもあるし、全体にしっかりした出来栄えでヤワな感じはない。

さてこのノートルダム寺院、もうゴシック建築の見本というくらい必要な要素は十分に備えている。西面のファサード、両サイドの塔、バシリカの発展形の十字形の平面、交差するトランセプトと南北のバラ窓、大アーケード、トリフォリウム、クリヤストリー、アプスを取り囲む周歩廊、飛梁と呼ばれる画期的な発明のフライングバットレス、などなどなど。

ペーパークラフトとは言え、やっぱり実際に作ってみるもんだね。本で読んでいるだけよりも格段の納得が得られる。作るのも簡単で面白かったので、今度はロマネスク建築の代表格がないかと探してみたのだけど、ほとんどが各地の有名なゴシック建築の大聖堂だ。ただ1つだけドイツのシュパイヤー大聖堂というのがあって、あれはまぎれもなくロマネスク建築だと思う。

あれ?自分で判断できるのならロマネスク建築様式を理解しているってことじゃないかな。だったらわざわざ買うまでもないしなあ。でもこのペーパークラフトシリーズは良く出来ていて面白い。


これが全景

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