by X10
ポルトガルと言われてすぐに名産品が思い浮かぶ人は多くないと思う。せいぜいがポルトのワインくらいじゃないかな。個人的にはマテウスロゼを愛飲してますが。実際、そんなに洗練された有名産品というのはあまり見かけ無かった。多いのは手作りの陶器やタイル、布地もので、あとはコルクで出来たいろいろな製品が多かった。特にコルク製品は財布やバッグ、帽子にネクタイ、なんとコルクで出来たビキニ水着まであった。コルクといってもいったん溶かしてから作っているため、丈夫で水にも強く、製品は洗えるらしい。
というわけでこれは自分用のお土産に買った陶器製のエッグスタンド。細かな筆遣いとポルトガルのシンボル的図案の雄鶏が描かれている。この雄鶏は国民的ラッキーチャームとして人気がある。しかし実際にこのデザインのエッグスタンドを見つけるまでが結構タイヘンだった。
これと似たようなデザインをポルトガルに行く前に本で見つけ、これはいいなあと思って実際にポルトガルの民芸品店や土産物店で探したのだけど、なかなか置いてない。エッグスタンドはどこにでもあるのだけど、色使いやデザインがイマイチ。やっとオビドスの小さな店でこれを見つけたのだけど、店には1個しかない。2個は欲しいので、これと同じデザインのものは無いかと店のオバチャンに尋ねたら、別の店にもあると教えてくれたのでそっちにも回った。入り口は小さいが奥は深い店の中はほとんどが陶器で占められていて、ここならありそうと探したら、あった、あった、ありました。でもやっぱりこのデザインは1個しかなかったので、これと同じものを探すのは案外タイヘンなのかも。このデザインだけ他のデザインよりも3ユーロ高かったしね。