県文大ホール by X10
今日は6年ぶりにオペラ鑑賞。しかも題目は前回と同じ「椿姫」。ということは前々回とも同じとということで、椿姫って人気があるのだなあ。ちなみにその前々回は2005.05.19でイタリアはフェニーツェ歌劇場によるもの。演出はモダンで、しかしハナシの内容とはちょっと違和感を覚えた。詳しくは過去の日記でどうぞ。
そして前回は2007.10.26のプラハ国立歌劇場によるもの。この時は倒れるヴィオレッタに感情移入できず、そりゃそうだ、あんな身体ではなあという感想を過去日記でどうぞ。
今回のハンガリー国立歌劇場による椿姫は伝統的な19世紀のパリの社交界といった舞台背景を使っているので、そうした違和感はあまり感じないで済んだが、やはり病弱で倒れるヴィオレッタはもっとか弱い印象の人にやってもらいたい。でもそんな雰囲気のソプラノ歌手っていないのかねえ。あとはいつも思うのだけどアルフレードの父、ジョルジュ・ジェルモン役のバリトンはいつもいつもいい声で男声主役のアルフレードを食ってるなあということ。これはどこの歌劇場の場合でも共通するようだ。
あそうそう、今回のヴィオレッタ(ポリナ・パスティルチャーク)は本当にベッドに横になって寝たままで歌っていたが、あれはタイヘンだろうなと思った。それと少しではあるが歌わないで台詞を言う場面があったのもちょっと驚き。オペレッタなら珍しくはないが、なにせオペラですから旋律が無いというのも逆に新鮮。。