by X10
これらは自分のおみやげ用にポルトガルのスーパーで買ってきた食品の缶詰。右と下の2つはそれぞれに英語で内容が書いてあって、右のは「辛いトマトソースに漬けたイワシ」、下のは「野菜オイル漬けのイワシ」。なんといってもポルトガル名物はイワシと干しタラだからスーパーの食品缶詰コーナーにもイワシのバリエーションが多いのは当然だ。
ところでポルトガルというよりサンチアゴ・デ・コンポステーラのある北スペインのガリシア地方なのだけど、あそこではタコも名物で、実際にレストランで食べたけどたしかに美味しかった。そこでまあポルトガルではあるけれど、同じ大西洋に面した海岸線なのできっとここでもタコは名物だろうと思い込んでいた。ただスペイン語のタコはpulpoというのを知っていたが、ポルトガル語でなんというのか知らなかった。
そこでこれらの缶詰を発見した時に左上の絵をみて、この箱には英文の記載は無くてLULASとあるけれど、これはきっとポルトガル語のタコのことだろうと思ってしまった。タコに見えなくもないでしょ?>この絵。
さてポルトガル旅行から帰って3週間にもなる今頃になって、どれひとつ開けて味わってみようと、そのタコの缶詰を開けてみたら現地で食べたものとぜんぜん違う。だいたいドロドロの液体にぶつ切りの小さいタコが入っているのだけどその食感が、、、ん?これ本当にタコ?と今になってポ語で書かれたLULASの意味を辞書で調べたら、なんとこれはタコではなくてイカなのでした。しかもこの箱にはちゃんとイカのシチューであることも記載されていた。タコじゃなかった、残念。でもタコに見えるよね?見えない?