by X10
夏の間、西側の窓はずいぶん遅い時間まで西日が強く当たる。すこしでも太陽の熱を遮ろうと普通の「すだれ」を窓に合わせて横にして「よしず」風にして使っているのだけど、「すだれ」には「立て簾」あるいは「たてす」というのもあるそうだ。なんとなくだけど、繊維というか茎が横になっているものが「すだれ」で、縦になっているのが「よしず」だと思っていたが、そういうわけでも無いらしい。
気になったのでちょっと調べてみたら、本来の「すだれ」は竹を細く割ったものを繋いでいたとか。ふむ、想像するとなんとなく風情がありますね。で「よしず」はそういう手間を掛けずに安価な葦(よし)をすだれ状にしたものということらしい。ただ現状は「すだれ」も「よしず」も中国産の葦を組んで作っているので、違いといえば細くて横になっているのが「すだれ」で、太くて縦になっているものは「よしず」ということになりそうだ。
まあなんにせよ、これのお陰で日中気温が33度くらいまでならエアコンをつけずとも扇風機だけでも暮らしていける。しかし反対に夜、寝るときはエアコンをつけないと寝付きにくい。日中30度以上の室温でも扇風機だけで昼寝が出来るのに、夜の気温、といっても30度近かったりするが、その時、扇風機だけでは寝付けないってなんか不思議だ。