*** テキトー絵日記 ***

2013/08/22(木)

天保5年

天保5年の墓石にしがみつく蝉の抜け殻 by X10

天保5年というと西暦で1835年、今から178年前。この頃の主な出来事は、日本一低い山で有名な大阪の天保山が築かれた。ってあれ?そうかあれは人工のものだったのか。ちなみに標高は4.53mだそうです。うちの近所より2m高い。

他には天保の大飢饉というのがあったらしい。伊勢へのお陰参りというのもこの頃に流行りだしているから、苦しい時の神頼みみたいな側面もあったのかもしれない。

世界に目を向けると1830年、というとこの墓石が出来る5年前にフランスで7月革命というものが起こる。例のフランス革命ではなくて、その後の王政復古を再び倒した市民革命のことだ。簡単に言うと、ブルジョワ層に支持されたルイ18世の政権を学生や労働者層が倒したというもので、今のエジプトで起こっている騒乱の逆パターンのようだ。

1837年、この墓石の2年後にモールスが有線電信機を発明している。うむ、それで思い出した。ボクも小学校の時に有線でモールス信号機を夏休みの自由課題で作ったことがある。といっても要するに手元のスイッチをカチカチすると有線の先で豆電球がチカチカするというものだけど。あの頃はまだ信号するということが新鮮で、ボーイスカウトはもちろんのこと、少年雑誌などには手旗信号が解説付きで載っていたりした。

しかしそれから半世紀を経た今でもこうして電脳空間で交信しているのだから、やっぱり通信好きというのは変わらないのかな。

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