*** テキトー絵日記 ***

2013/09/25(水)

眠れぬ夜は古今亭志ん朝

今日の夕暮れ by X10

パッと見はどこか外国のようだと感じた。特に洋風とか異国情緒でもないのにどうしてだろうと写真を見ながら考えた。そうか、電柱や電線が景観を邪魔しないからだ。前にも書いたようにボクは空の写真を撮るのが好きなのだけど、電線や電柱が無く広い空が撮れるという場所はなかなか見つからない。

台風の影響か、今日はまた一段と蒸し暑い一日だった。夜6時を過ぎてなお外の気温は31度もある。そのせいでも無いと思うのだけど、昨夜は深夜の2時にパチッと目が覚めてしまった。トイレに行きたくて起きる、とかではない。まるでもう充分寝た翌日の朝が来た時のようにスッキリと目覚めてしまった。しかし時計を見たらまだ2時ではないか。あれれ?全然眠くないぞ。

困ったな、じゃあ仕方ないからというのでYoutubeで古今亭志ん朝の落語を聴くことにした。それもわりと噺が長いのを選んだので50分近い。名人志ん朝の語り口にはたちまち聞き惚れてしまって、赤ワインをチビチビやりながら噺を堪能した。

いいねえ、粋だねえ、とか思いつつ噺が終わってしまったのでまた別の長い話を聞きながらワインをチビチビとやっていたら、いつの間にか4時前だ。ワインもチビチビやってた割りには半分ほど開けてしまった。さすがに眠くもなってきたのでそこで寝たのだけど、今朝起きたらアタマがスッキリしない。まるで時差ボケのよう。

仕方ないので、それと面白かったので、今日の午前中は再び志ん朝の落語を聞きながら部屋でボケーと過ごした。なのですっかり落語漬け、いや、志ん朝漬け。

『えェ、オトコの道楽ってえますと、呑む打つ買うということンなってますが、ま、この三つはたいがい好きなんですがね…。中には、おれァどうも博打ァいけねえや、とかね、どうもあたくしはお酒はいただけません、なんてえ方がいますが、男と生まれた以上、ご婦人の嫌いな方というのはまずいないですな。…やっぱりこの、女というものぐらい、いいものはないと……あたくしなんぞも、つくづく思っておりますが…。』

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