*** テキトー絵日記 ***

2013/11/07(木)

バッテリーが膨れた

今日は平日ではあるけれど by X10

NHKが招聘して「花は咲く」を歌ったクラシック系のコーラスグループ・IL DIVOのCDをポータブルDVDプレーヤーで聴いていたら、曲の途中で突然音が止まった。あれ?どうした?と思ってプレーヤーを見たら、まるで網の上で焼いた正月の餅のように長方形の一角を頂点にしてプックリと膨れ上がっている。え〜〜?なんだこれ?

良く良く見てみればバッテリーがケースの蓋をひん曲げて3倍くらいの厚みに膨張しているではないか。慌てて電源や信号ケーブルを抜いて本体をチェックしてみたが、特に発熱したり液漏れしたりしている様子はない。まあ数年使ったので壊れたと考えてもいいのだけど、なにしろ故障原因がバッテリー異常であることは確かなので、メーカーに今後のために検証しませんかと問い合せをしたら、是非返送してくださいとのことで、先ほど発送してきた。

この内蔵バッテリーの種類は知らないが多分リチウムイオンバッテリーじゃないかと思う。だとすると例のB787の謎のバッテリー発熱事故が頭に浮かんだ。つまり何故だか原因はハッキリと分からないが、突然のバッテリー異常という事態が起こりうる、というのが今のバッテリーの現状なんじゃないだろうか。

パソコンが普及しはじめた1980年代には「パソコンは一般家電のように完全に動作保証されたものではない。90%程度をもって完成品とされる」という記事を読んだことがある。だから市販品でも動作不良があるのはそんなに珍しいことではなかったし、動作不良の原因はパーツごとの「相性」が問題、などと言い訳にならないような言い訳がまかり通っていた。

つまり最新のバッテリー技術というものはまだ未解決の問題を抱えたままなのじゃないかというのがボクの推理だ。まあ、なにはともあれ、返送したバッテリーで幾分でも原因解明につながればと思う。しかし、機器の中にあるバッテリーが突然、音もなく数倍に膨れ上がって、その結果、本体をひん曲げてしまうとは考えようによっては怖いことだと思う。

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