*** テキトー絵日記 ***

2013/11/13(水)

転車台を見てきた

伊勢市駅構内に現存するターンテーブル by X10

かつての国鉄伊勢市駅は貨物の基地でもあったので構内の操車場が非常に広い。そこで参宮線そのものと共にこの操車場も廃止して全部を駐車場にすれば大型バスが沢山駐車できるというアイデアが出たほどだ。現行のJR線を廃止するなんてずいぶん壮大なハナシのようだが、現に内宮方面ではバスの駐車スペースが足りなくなっているというから、案外実効性のあるハナシだったのかもしれない。

記憶にある昔と比べると駅構内の主役は、蒸気機関車や貨物車からディーゼル機関車や気動車に取って替わったが、敷かれたレールは案外昔のままで変わっていなかったりする。路線が電化されていないというのが変わっていない一番の理由だと思うのだけど、この転車台などは今でもすぐに動きそうな気配だ。ただ、こちら側の線路はすぐに駐車場のアスファルトで途絶えているので、今でも現役というわけでは無さそう。

鉄道マニアの集まりなどでは伊勢市駅構内のジオラマが展示されることがあるが、ジオラマでも転車台はちゃんとこの辺りに設置されているから、この設備は値打ちがあるんだと思う。転車台というのは機関車などの前後の向きを変えるものなのだけど、そもそも車体の前と後が全く違うのは蒸気機関車ならではで、気動車などはどっちが前だか後ろだか分からない。というか電車みたいなものだから多分どっちでもいいんだろうな。

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