by X10
あれからああでもないこうでもないとカメラとレンズの情報を集め、値段を調べたりしていたが、とにかく一度実機に触ってフィーリングを確かめる必要がある。いつぞやのようにシャッター音が気に入らないなんてこともあるのだし。
では前回、ネットよりも安かったK家電量販店に行ってみようと出かけたが、手にとって確認したかったフジのX-E2もM1も置いてなかった。遠い方の店にはありそうだがわざわざそっちまで行く気にはならなかったので帰りにY家電量販店に寄ってみたが、やはりこっちにも希望の商品は置いてなかった。しかしランク下のA1にシルバーの16-50mmが着いていたのでこのズームレンズのフィーリングを試してみたが、、、、残念。トルク感もイマイチだし、シルバーの質感もなんだか安っぽい。なにより望遠側にレンズを繰り出した時のカッコ悪いこと。レンズの性能的には広角側が実質24mmからとワイド重視なのは嬉しいし、ネット上ではこのレンズの描写も評判がいいだけにガッカリ感は大きい。
一番試してみたかったのは単焦点の27mmレンズなのだけど、もし今からこのカメラを買うならレンズとセット販売になっているものが断然オトクだということが分かった。しかも普段は27mm単焦点のみでも旅行に持って行くとなると標準域のズームレンズも欲しい。でもそれがこんなじゃなあ、、、と一気に熱が冷めてしまった。
別に高級品が欲しいわけじゃないのだけど、やっぱりいつも使う道具には愛着が持てるだけの要素は欲しい。その要素というのも今や、むしろスペックじゃない部分が大きかったりする。つまりそれがシャッター音だったり、持った時の質感だったり、回した時のリングのトルク感だったり、全体の見た目だったりということだ。