*** テキトー絵日記 ***

2013/12/23(月・祝日)

天皇誕生日

国旗掲揚する by K-01 with DA21mm

今日は今生天皇80歳のお誕生日だ。おめでとうございます。皇居での一般参賀の様子をニュースでやっていたが2万数千人もの人が参列したそうだ。やっぱり政治や権力とは離れた存在で、国民の精神的な中枢となるものがある国は幸せなのではないか。

そういう意味での皇室や王室などを持たない国ほど宗教がその代わりを担うような気がする。そしてその宗教が例えば一神教で、他の宗教や宗派を認めない場合にその国の権力闘争は悲惨なものになっていくのじゃないかと思ったりする。だから宗教でも王室でもなんでもいいが、国民共有のシンボルの下に国家を形成するのが幸せなのだと思う。もっともそれが無理やり押し付けられる独裁や事実上の独裁党政治では困るが。

今朝は祖父の50年祭という神道の式年祭を行ってもらった。神道ではこの50年を区切りにして以後の年忌祭はない。つまり誰かが亡くなると死後50年まで死者に弔いの祝詞を上げるということだ。

しかしどうなんだろうか。こういった習わしも段々と薄れてきているような気がする。母やその姉妹たちは現在70代後半から80代半ばといった年齢だが、このさき誰かが亡くなったとして、その50年後に年忌祭が執り行われるのだろうか?

なにしろ50年というと半世紀も先のことだから、世間の常識や葬祭関係の考え方が変わっている可能性も十分ありそうだ。世の中の変わり方って加速度的というか、少なくとも過去の50年よりこのさき50年のほうが変わり方は大きいと思うし。

といっても別に心配しているわけじゃないのだけど、ふとそんなことを考えてしまう今日だった。

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