ウブドのネカ美術館にて by X-10
朝起きて部屋の窓を開けたら海が見えた。初めて見るインド洋だ。今日と明日はバリ島観光。泊まったホテルは島の南東部にあるニッコーバリなので朝日の昇った直後のビーチなどを散歩しながら撮影してみたが、なんかキューバのトリニダーで撮った写真と同じものになってしまった。まあ、あちらはカリブ海、こちらはインド洋なので水が違うのだということにしておこう。ここから去年出来たばかりという海の中を走る高速道路を使って北上する。この道路はまだGoogle
Mapには出ていない。
山あいのウブドでは銀細工の村や木彫りの村、モンキーフォレストなどを訪れて、ウブドの銀座四丁目という感じの中心地、パサール付近で自由時間となった。ここでは偶然にもガムランや伝統的な闘鶏の路上パフォーマンスと遭遇したので急いでビデオ撮影することが出来た。
この仮面ダンスの後が闘鶏だったがYouTubeにBanされた
ウブドは芸術の村ということだが、とにかく店の数が半端ではなく、バスで走る道路の左右に延々と工芸関係の店が続いている。またここは世界中から観光客が集まっていて、特に若い人がとても多い。さらに今は中国からの観光客が目立って多いそうだ。だからか、街中がとても賑やかだ。というか、うるさい、というか、ウザい。超巨大な軽井沢か。ガイド氏によれば20年前はほとんどが田んぼだったのに、だそうだ。
午後はライステラスで有名な場所まで出かけて見学したが、奥さんいわく日本の丸山千枚田のほうが上だそうだ。確かに日本人にはそんなに感動する景色でもないよな。
熱帯風な段々畑
最初の予定には無かったが、このあとでバリの伝統的な民家を訪れることになった。広い敷地に建つ農家で、昔ながらの様式のまま生活している。さすがに電気は来ているが、生活様式は日本でいえば明治以前だろう。食べるための鶏、アヒル、豚、などは自分の家で飼っている。驚いたのは食用のためのヤマアラシが檻に入っていたことで、そういえば町中のレストランの店先にもこのヤマアラシが檻に入っていた。最初は珍しい動物を店先に置いて客集めかと思っていたのだけど、まさかヤマアラシが食用とはね。
こんにちわ〜、お邪魔しま〜す
夜はケチャックダンスを鑑賞した。チャクチャクチャクチャク、チャチャンチャッンチャッンチャ!ボイスパーカッションと男声コーラスとバリダンスの合作芸術だなと思った。ショーは全部で1時間ほどもあるが自家製ダイジェスト版ビデオ↓
ストーリーはこれも「ラーマーヤナ」
今日の夕食はロブスターをいただきながら、これもバリの伝統的なレゴンダンスを鑑賞した。今日はショー的要素の多い、嬉しい1日でもあった。
目の使い方がユニークだ