全部で23隻もの掃海艇が集結した松阪港 by X10
朝、恐る恐る窓の外を覗いてみたら、夜の間に降ったと思われる雪はうっすらと残っているだけで、すでに冷たい雨に変わっていた。やっぱりね。これだったら道路は普通に走れるから松阪港まで見に行こう。
という訳で今日の午後は松阪港に集結した自衛隊の掃海艇、掃海艦の艦内見学をしてきた。あいにくのお天気で、冷たい雨は降っているが当初の大雪予報よりはよっぽどマシ。それにそぼ降る雨でも傘も差さず(あたりまえだけどさ)スックと立っている制服姿の自衛隊員のカッコいいこと。
この写真は艦体番号679の「ゆげしま」とその同型艦。貰った資料によればこの船は490t、長さ58m、なのでこれは掃海艇だな。この右手には世界最大級の木造艦である「つしま」とその同型艦が係留されていた。そちらは従来の2倍にあたる1000t、長さは67m、なので掃海艦と呼ばれるようだ。
この掃海部隊は過去にペルシャ湾での機雷除去に従事している。つまりこれら掃海用の艦艇が日本からはるばるペルシャ湾まで出かけたということだろう。ところがこの掃海艇/掃海艦は最大速度が14ノット(時速26km)と非常に脚が遅い。言ってみれば自転車並だ。これでペルシャ湾まで行くというのだから恐れ入ってしまう。
1000tクラスの一番艦「やえやま」
木造船なのがよくわかる
と書いたところで、じゃあ石油を運ぶ大型のタンカーはどのくらいの速度なのだろうと調べてみたら、出光の日章丸でだいたい16ノット程度らしいことが分かった。そうか、そうなのか。じゃあ掃海艦が特別遅いというわけでもないのだな。