by K-01 with EX10-20mm
二度目の緊急入院をした知人が退院することになって病院まで迎えに行った。病院は相変わらずの大繁盛というのか、どこもかしこも人、人、人、で大変混み合っていた。今の病院は一昔前のような消毒臭はしたりしないが、それでも大勢の人が居る密閉空間特有な臭いがする。中にずっといると気づかないような臭いだが、外に出てくると空気の違いにホッとしたりする。
20代の頃は東京や横浜で毎日朝晩というもの、満員の通勤電車に揺られていて、知らずに慣れっこになっていたと思うのだけど、今はもうあんな空気を味わいたいとは思わない。たまに乗る名古屋や大阪の地下鉄でさえ、大勢の人の出す空気の臭いに違和感を覚える。あれって路線によっても臭いが微妙に違う気がする。
臭いといえば、知人の今回の入院中、隣のベッドの面会者がものすごく香水臭くて、あまりにも酷いのでナースステーションまで苦情を持ち込んだのだそうだ。ナースがやってきて、なるほどこれは酷いというので、注意してもらったのだけど、20代の若い女性だったらしい。確かにレストランや病院でのきつい香水は控えるのがマナーだな。
匂いといえば、空港の出発ロビーも特有の匂いがするが、あれはデパートの化粧品売り場に似ていて、ダメな人はダメなようだけどボクはそんなに嫌いじゃない。というかあの匂いを嗅ぐと反射的に海外旅行をイメージしてしまって、どこか身体がウキウキとなってしまう。さあ出発だ、みたいなね。
