*** テキトー絵日記 ***

2014/02/19(水)

ハードカバー

by X10

映画化された「永遠の0」で評判のというか、NIHK経営委員としての言動うんぬん、はたまた田母神氏の東京都知事選の応援演説での内容など、最近いろいろ取り沙汰されることの多い百田尚樹氏だが、ボクにとっての彼の基本はこの本屋大賞を取った「海賊とよばれた男」だと思う。順番から言えば「永遠の0」が彼の作家デビュー作なのだろうけど、ボクが氏のことを知ったのはこの「海賊とよばれた男」という出光興産の創業者を描いた歴史経済小説だからだ。

しかし知っているといっても、それは本を読んだということではなくて、この本が出光の創業者の成り立ちと日章丸事件に材をとった経済小説だということしか知らなかったのだけど、偶然立ち寄った本屋にこのハードカバーのUSEDが出ていたので買って読み始めたらこれが面白い。一気に1.5冊まで読んでしまった。

普段、ハードカバーはめったに買うことのない貧乏性なのだけど、愛読の蔵書という意味で本棚に並べるとすれば、やっぱりハードカバーは物としても立派だな思える。もっともその本棚もすでに手狭になってきているので一部を秘密アジトに運ぼうかと考えてもいるが。ただ、手狭になってきたという理由が、本棚に置いた一眼カメラのボディーや交換レンズのせいで、決して蔵書が豊かになってきたからというわけではないのがチト情けないけどね。

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