奥田英朗「イン・ザ・プール」

月曜朝のATM by G1X Mk2

停滞する秋雨前線のせいで今日もどんよりした朝だったが、午後からは次第に本降りになってきた。おかげで自転車で出かけたプールの帰りにはしっかり濡れてしまった。READERで読んでいた新田次郎がしばらく続いたので、今度はちょっと違うものをと探している内に奥田英朗の「イン・ザ・プール」という短篇集に行き当たり、さっそくダウンロードして読み始めた。「精神科医 伊良部シリーズ」の第一作だそうだ。

この表題作「イン・ザ・プール」は水泳中毒というか水泳依存症というかのハナシで、これを読んでいるうちに、ははぁ確かにこういう人たちがいるなあと思い当たったりした。なにしろプールには一日に朝晩来る人から始まって、何度も同じプールには行きたくないからと複数のプール会員になっていたり、体を壊すのではないかと思うようなガムシャラな泳ぎで無理やり距離を泳いでいたり、ありゃ、あの人たちは依存症じゃないかと思ったことが何度かある。

なので、やっぱりなあ、そうなんだ、と、このハナシのことを考えながら、つられてしまったのか、いつもより多めの50分1800ｍを泳いできたが、もちろんこの程度ではエンドルフィンがどうのこうのというレベルではない。

あそうそう、今日は一日二食の三日目だけど、この程度の運動をしたからといって、気分的にはいつもと変わらない。ただプールで測ったら体重が１ｋｇ落ちていた。ところでこの奥田英朗の「イン・ザ・プール」、表題作を読み終わったところなんだけど、続く二作目は「勃ちっ放し」だってさ、、、笑えそう。