空は秋だが by G1X Mk2
今日の外気温が33度。気温だけで考えるとまだまだ真夏だけど、日光の当たり具合や空の雲を見ると確実に秋になりかかっている。空気が乾燥しているのも夏とは違う要因だ。
買い物に寄ったショッピングセンターで、夏物がタイムセールでさらに半額というので見ていたら「はい、まもなく終了しま〜す」というから、つい勢いで帽子とシャツを買ってしまった。まあ、夏物とはいえ、チュニジア旅行用と考えればいいのだけど、それにしてもこんなに安く値段を下げなくてもなあと思ったりもする。絶対に製造原価を割っていると思う。フェアトレードとは言わないけれどこんな乱暴な値段はどうなんですかねえ?と買ったボクが言うことではないか。
やっぱり物品は適正価格と思しき範囲内であってほしい。高級なものはいくら高級価格になってもいいのだけど、反対の安い方は製造原価を下回るのは良くないんじゃないかと思う。日本は元来、一億総中流であったはずなのに、いつの間にか階層社会になりつつある。それも上に伸びるというより下に広がっている現実があると思う。その原因はかつての流通過程の破壊、米国型の大量精算、大量販売、大量消費、など70年台の流通革命の結果が起こしたものじゃないかと思ったりする。
イタリアだったか、既存の零細商店を保護するような法律があって、米国型の大型ショッピングセンターが導入されにくくなっているそうだ。そのほうがいいと鵜呑みにするわけではないけれど、なんでも米国型を追従するには日本の国土は狭いと思う。