*** テキトー絵日記 ***

2014/09/24 (水)

チュニジア旅行四日目

世界第三位、収容人員3万5千人を誇るエルジェムの円形闘技場 by G1X MkU

今朝は砂漠で日の出を見るために早起きしてホテルからバスで10分ほどのラクダ・ステーションへ向かった。ボクたちのツアー客24名に東京からのツアー客30数名、つまり合計60数頭のラクダが20分ほど歩いて砂漠らしい砂丘のある地点へ向かう。ガイド氏によれば、日本人は日の出を見るのが好きで、欧米人は日が沈むのを好むということらしいが、ボクは個人的にはサンセット派だな。暗い夜道を出かけて明るくなってから帰るよりも、明るいうちに出かけて暗くなって帰るほうが気分にあっている。


60数頭のラクダが砂漠の日の出を待つ

しかし実際のところ、今日は曇っていて日の出を見ることは出来なかった。なので地平線から登る朝日は無く、だんだんと周りが明るくなったというのを体験しただけだった。その代わり、ラクダの数が多いので、いつもより長い時間ラクダに乗っていましたよ、ということだが、別に長く乗ったから嬉しいというもんでもない。

この後、ホテルで朝食をとり、今度はバスでひたすら北上する。南部の砂漠地方もこれより南は治安が不安定らしい。お隣、リビアから買い物に来ているクルマ(ナンバーが白い)(チュニジア車は黒い)も見かけるがリビア国境周辺は外務省の危険情報で立ち入らないようにとの勧告がでている。これは反対側のアルジェリア国境方面も同様で、なので日本の旅行社が設定するツアーでは安全とされるエリアしか使わない。するとこのような数百キロも一度に南下して、翌日、再び数百キロを北上することになる。実際に走ってみると、警察の検問がいくつもあって、これは別にシートベルトや飲酒の取り締まりではない。不審なクルマをチェックして積載物などを検査しているのだそうだ。検査のお巡りさんは自動小銃を片手にいつでも撃てるようなスタイルだからちょっと緊張する。

さて午後になり、やっとエル・ジェムという人口2万人ほどの小さな町に着いた。ここは世界遺産のエルジェム円形闘技場がある。これはローマ時代の遺跡で収容人員3万5千人、世界で3番目の大きさで、ローマのそれより小さいが、保存状態はローマを抜いて世界一とも言われている。映画「グラディエーター」の世界だ。(タイトル写真と下)

それからまた1時間半ほど走って、今夜のホテルのあるケロアンに着いた。ここはかつてのチュニジアの首都でイスラム教信者のメッカともいうべき宗教色の強いところだ。ここでは今日と明日にかけて観光をするが、今日は、これも世界遺産になっている旧市街を通って歩いてホテルに着いた。珍しく旧市街の中にあるに隣接したカスバ風なデラックスホテルだ。ただしこのデラックスというのはあくまでチュニジア基準による。(←ここ、かなり大事)


宗教都市ケロアンのメディナ

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