*** テキトー絵日記 ***

2014/11/21 (金)

最近の読書傾向

by G1X Mk2

小学生低学年のころ、この線路でよく遊んだ覚えがある。鉄の臭いがするレールに直接耳を当てて聞いていると遠くから蒸気機関車がやってくるのがわかる。友達とよく線路上で遊んだものだけど、特に注意されたりした記憶はない。万事緩かった昭和30年代。

しばらくの間、山岳小説ばかり読んでいた。新田次郎だ。「栄光の岸壁」「岩壁の掟」「偽りの快晴」「銀嶺の人」「槍ヶ岳開山」。そしてナイロンザイル事件を元にした井上靖の「氷壁」。ここらでちょっと趣を替えようと銀行ものというか経済小説というかで池井戸潤の「株価暴落」。これを読み終わったらまたしても三島由紀夫が読みたくなり「金閣寺」を読み始めた。

この本を読むのはこれで3度目なのだけど、今回が一番よく読めるというか小説世界に同調しやすい気がする。同じ小説を何度も読むのはあまり無いのだけど、不思議と三島は読み返したくなる。ヘミングウェイも何度か繰り返して読んだ。繰り返してないが、これから再読したいのは川端康成だな。

ただ、世間で評判の村上春樹はどういう訳か読めない。あの世界に入っていけない。村上龍なら読めるのだけど。それから文芸作品ではないけれど何回か繰り返して読んだのは「パリは燃えているか?」、これは映画も繰り返して見た。もう一度見たいのだけど、どこにいっちゃったのかなあ?持ってるはずなんだが、、、。

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