今日の景色 by G1X Mk2
今年最後の祝日なので朝から玄関に日の丸の旗を掲揚した。午後にはどこかから「君が代」も聞こえてきた。そんな設備は近所にないのでたぶん街宣車が走りながら流しているのだろうと思う。しかし日本という国はヤヤこしいね。自国の国旗や国歌に親しもうとすると、それだけで右翼になってしまう。本来ならばこれが真ん中の保守王道だと思うのだけど。その点、外国の方がもっと自国の国旗を誇らしげに飾ったりしているのを見ると、やはり敗戦以降のねじれた国民感情が未だにその根を引きずっているんだろうなと思う。
ボクが面白いと思うのは、スポーツの世界で国別対抗の時などは見ている方が一丸となって日本を応援する。まして勝利の暁に国旗掲揚ともなれば若い人でも涙したりしている。サッカーなどでは排他的な国民感情が過激なナショナリズムとなってニュースになったりもした。しかしどうやらこれはスポーツに限ってのハナシのようなのが不思議でもある。
今年は朝日新聞の慰安婦報道の訂正問題や、民主党の凋落、中国の軍事的政略的な海洋進出などがあり、国内世論の振り子を保守王道にいくぶん戻すには環境が整ってきたと言えそうな気がする。少なくとも国民の祝日に国旗を掲揚してお祝いの気持ちを表すくらいは右翼的と思われないようになってほしいものだ。
