午後から快晴 by G1X Mk2
朝、目覚めた時、恐る恐るの気分でカーテンを開けたが、外は真っ白にはなってなかった。やっぱりね。代わりに降ったらしい雨もサッサと上がって結局ご覧のような快晴の一日となった。外の気温も11度と二桁あるし、これじゃあテレビの天気予報と言ってることがぜんぜん違うぞ。まあいいけどさ。
木曜日なのでいつものように母を気功教室まで送ってから、迎えに行くまでの間は図書館で読書。今日読んだもので面白かったのは幕末から明治初期の時期に撮られた日本各地の写真集だ。ただ古くて珍しいというだけではなくて、構図としても上手いなあと思える写真が結構ある。もっとも、その写真は広重などの浮世絵の構図を真似ているそうで、その両方を並べて掲載してあったりするのだけど、改めて浮世絵師の構図の上手さを思い知った。
幕末武士の写真で有名なものに、遣欧使節団がスフィンクスの前で記念撮影しているもの(下)があるが、欧州到着後の彼らを室内で撮ったポートレートもなかなか面白い。礼服の正装やフル装備の甲冑までも持っていったんだなあ。でもまあなんといっても日本の民衆というか労働者というか、普通の人々の風俗や習慣を捉えたものが一番興味深かった。
1864年(元治元年)エジプトを訪れた侍たち