ホテル到着 by G1X Mk2
旅行初日は朝早く起きて松阪から伊勢湾横断フェリーに乗ってセントレア空港へ向かう。ここしばらく海外旅行といえば関空だったのでクルマと船で空港に向かうのは実に久しぶり。
飛行機はこれも久しぶりのフィンエアーで、まずはフィンランドのヘルシンキまで飛んだ。しかし前回というとスペインへ行った時なのでもう9年も前なのだけど、あの時はナイフやフォークなどはステンレス製だし、ワインを頼めば小さい瓶のままでくれたのに、今は食器はプラスティックだしワインはプラコップに注いでくれるだけ。まあ普通と言えば普通なのだけどなんだかちょっと残念。
その代わり使っている機材がエアバスA330-300という中型機なので座席配置が2ー4ー2だから下手に窓側になって出入りに不自由するという心配はない。
飛行機は定刻通りヘルシンキのヴァンター空港に到着して、ここでさらに小型の機体でリトアニアへ向かう。今度のは2ー2の1列4人座席のエンブラエル機だ。これには初めて乗ったが、驚いたのは機体管理のノンビリ具合で、離陸直前までコックピットのドアが開けっ放し。おかげで動き出す前のコックピットを覗くことができた。
ホラね、離陸直前だぞ@Embraer ERJ-190
さて飛行機は小さいとはいえジェット旅客機なので特に揺れるということもなく雲海の上をスムーズに1時間半ほど飛んで目的地に到着した。今回は北回りなのでヨーロッパが近いのが嬉しい。中東経由の南回りだとこうはいかない。
これで今回の旅の始まりであるリトアニアのビリニュス国際空港に到着した訳だが、1国の首都の国際空港の割には非常にローカルな雰囲気で、人も少なく照明も暗く、おまけにシェンゲン協定に加入しているので入国審査も何もないから、どこか田舎の駅に汽車で着いたという印象。でもどういう訳かこの気分は悪くない。
空港というよりちょっとした駅の感じ
この空港は都心に近いので今夜のホテルにもほどなく到着した。着いたのは現地時間の夕方なのだけど、今夜は夕食の設定がないので近くのスーパーまで買い出しに出かけた。これも非常に近いところにあるうえに小型のスーパーの割には品ぞろえが充実していてなにより安いのが魅力的だ。
このあたりは市内中心地からちょっとはずれていて非常に緑が多く、気分的には高原の別荘地を歩いている気分。スーパーのすぐ近くにはリトアニアの日本大使館もあった。
買い出しでは部屋飲み用のワインとかお菓子とかあれこれ買い込んだのだけど、せっかくの綺麗なホテルなので食事はホテルのレストランで食べることにした。注文したのはサーモンのカルパッチョ、平たいパスタのチーズクリームとラザニア。リトアニアでは漁業は不振で海産物のほとんどはノルウェーから輸入しているそうだ。だからなのか、旅行中、魚と野菜がとても美味しい。酪農も盛んで乳製品はフランスなどにも輸出しているほど。
まるで避暑地風のホテル前道路
ところで出てきた料理だけど、美味しいのはいいが、ちょっと量が多すぎ。とても全部は食べきれない。ラザニアなんかすごいボリュームだぞ。確かにこっちの人は皆大きいからなあ。
近くの公園墓地
部屋に戻ったのが本日午後の8時すぎだけど、外はまだまだ日が高い。日暮れは10時過ぎというのでカメラを持ってホテルの近所をぶらついてみた。日は照っているが空気がひんやりしていて、どこかの高原避暑地にいるようだ。犬の散歩やジョギングをしている人も多い。夜の9時でも日本の夕方気分だ。
絵になる消火栓
これは翌朝6時(日の出は4時だ)