*** テキトー絵日記 ***

2015/06/25(木


バルト三国とロシア旅行-リトアニア前編

湖岸に浮かぶトラカイ城 by G1X Mk2

観光初日は4時49分の日の出から始まった。時差の関係でこんなに早朝でもとっくに起きてしまった。5時にはもう朝日が燦々と降り注いでいるが朝食時間は7時からなのでモーニング散歩と洒落込むことにした。昨日、到着した時に感じた高原気分が今日は早朝ということもあって一段とその気分が強い。気温は10度くらいだけど日の当たるところでは暖かいので寒いという印象はない。爽やかというに尽きる。

朝食後はバスに乗り市内観光に出かけた。最初の観光スポットは杉原千畝の碑が建っている桜公園。やっぱり桜が満開になると花見の客が繰り出すというのはどこの国でも同じだな。そのあと旧市街へ向かい、リトアニア建国の大公、ゲディミナス像やゲディミナス塔、そしていくつかの教会を見学した。


賢帝ゲディミナス大公は剣を降ろしている


白亜のゲディミナス塔と大聖堂

大聖堂は外観はそれほどでもないが、内部はなかなか素晴らしい装飾で久しぶりにキリスト教文化の伝統を味わうことができた。




大聖堂にて

次の観光スポットは聖アンナ教会。ここは外観だけの観光だったが、沢山の種類の違うレンガだけで出来ている16世紀のゴシック建築物というのが見所だ。


赤レンガだけで出来ている聖アンナ教会

それから旅のお約束。リトアニア名産の琥珀の博物館を兼ねた売店を訪れた。琥珀といっても単なる宝石扱いではなく、なかに虫などが閉じこめられていたりする、ジュラシックパークでもお馴染みのアレだ。ご婦人方はここで琥珀の装飾品などを買われた方もいたようだ。


中に虫が捕らえられている琥珀

それから夜明けの門を見て、17世紀に建立された聖ペテロ&パウロ教会。ここの内部は2000以上もの漆喰彫刻で壁はもちろん天井までもが全て覆われていて、それらは同じものがひとつと無く、圧巻の美しさを保っていた。


白の漆喰彫刻が圧巻なビリニュスの聖ペテロ&パウロ教会

お昼はロッジ風のレストランで名物のコルドゥナイ(バター風味の洋風水餃子)をいただいて午後は30kmほど離れたトラカイという町へ城を見学に出かけた。(今日のタイトル写真)

ここは美しい湖に面した古城で秋には紅葉の名所になっているそうだ。ここで初めてストリートミュージシャンに遭遇。行きはアコーディオンのおじさん、帰りはバイオリンとチェロのデュオの若い二人組だった。ストリートで正調クラシックというのがいかにもヨーロッパらしい。ちなみにアコーディオンのおじさんはボクが日本人と分かると(たぶん)ザ・ピーナッツのヒット曲を弾き始めてくれたが、あれなんていう題名だったかなあ?(ちゃんと聴いている暇が無かったので、、)


アコーディオン独奏


こちらは正調クラシックだ

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