*** テキトー絵日記 ***

2015/06/29(月


バルト三国とロシア旅行-ロシア入国編

ナルヴァ城から国境の川を挟んで対岸のロシアの城を望む by G1X Mk2

今日も快晴で、早朝でもそれほど冷たくないので午後からの気温も上がりそうだ。昨日は午前中が曇っていて風も強く、今回の旅行中で一番寒い経験をしたのだけど、昼頃から青空が広がり。今度は一番暑い経験をした。歩いている人を見ると半袖Tシャツの人もいればコートや皮ジャンの人もいるので、服装からは季節感がつかめない。

今日はバスでロシアに入国するので、まずは200kmほど離れた国境の町、ナルヴァへと向かう。ここはエストニア第三番目の町で、と聞くとそこそこの規模を想像してしまうが、第三の町はなんと人口6万人なのだった。

ここではホテルのレストランで魚メニューのお昼を頂いたのだけど、予想を裏切る美味しさで、前菜のサラダもメインの料理も、デザートまでもが洒落た都会風で上品な味付けだった。今回のツアーで一番美味しかったと言えるかもしれない。

食後は、かつてバルトの真珠と呼ばれた美しい町を彷彿とさせる旧市庁舎を見学。外観のみの予定だったのが管理者のオジサンの好意で急遽中に入れてもらうことができた。中にはかつてのナルヴァの市街地を再現したジオラマが制作されていた。ここは国境の町なので戦争の度に被害に遭って、その結果、ほとんどが破壊されて残っていないのだそうだ。


ナルヴァの旧市庁舎

それからもっと古い時代からあるナルヴァ城を見学。ここの城と川を挟んだ対岸にはロシア側の城が建っている。中世以降、両者のにらみ合いの歴史が伺える。


ナルヴァ城

さていよいよバスはロシアへと陸路で国境を越えることになる。ガイドブックや体験談などによると、ここの入国審査で2時間程度待たされるのは普通で、多いときは3時間くらい待たされると聞いていた。

確かにボクたちの前のバス、これは中国人のツアーバスだったのだけど、全員がバスから降りて入国審査を終えて出てくるまで1時間近く掛かっている。なにをそんなに時間が掛かるのかなあと不思議でもあった。

さて、ようやくボクたちの番になり全員がバスを降りてパスポートコントロールを通過するのだけど、え?というくらいサッサと終わった。20名の全員が終えるまでにせいぜい15分くらい。

後で判明したのは、どうやら中国人グループは出入国カードの作成に手間取って時間が掛かったようだった。そりゃそうだ、あんなに小さいカードに書くことがいろいろあるから、あれを現場で記入せよと言われたらあせってしまうだろうと思う。ボクたちは前日にカードを貰っていて、ホテルの部屋でゆっくり記入することが出来たから現場であせって間違えたりする人もいなかったということだ。段取りの勝利だな。

それでも国境通過には2時間以上掛かったが、これはほとんどが前のバスや一般のクルマの入国手続きが終わるのを待つ時間で、用意周到な日本人グループは空港の入国審査と差はないくらいスムーズに終わった。しかし、あれで前に順番待ちのバスが沢山並んでいたらと考えるとちょっとゾッとする。

ロシアに入国した後はひたすらペテルブルクを目指してバスは走る走る走る。でようやく到着しましたロシアはサンクト・ペテルブルク。人口500万人の大都会です。ローカルムード満点だったバルト三国と比べると、都会ゆえの無機質な都市の反映がひしひしと伝わってくる。これで繊細な部分もあればアーバンライフを楽しむってところだろうけど、さすがはロシア、さっそく無骨で大味なところが伝わってくるのですよ。


大渋滞の大都会だ

ようやく到着したホテルは近代的な大型の空港ホテルなのだけど、さっきからブンブン言わせている割にはエアコンが全然効いてない。今日のペテルブルクは気温26度。今回の旅行でここは最北端なのに気温は最高温度で暑いのです。まいったなあ、、、。

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