*** テキトー絵日記 ***

2015/07/20(月・海の日


海の日の思い出

快晴の伊勢市駅前 by G1X Mk2

昨日の関東甲信に一日遅れて、今日、近畿や東海地方が梅雨明けした。週間予報によると今日からしばらくの間は毎日が晴れて猛暑となるらしい。午後のプールから帰ったボクの自室は湿度が61%で気温が31.8℃となっている。このくらいの湿度なら扇風機だけでしのげるのだけど、でもやっぱりもうちょっと乾いた感じが欲しいなあ。

今日は海の日という祝日だ。ウン十年前のこの日はいつもヨットレースの前夜祭があって、そこに毎年賑やかしで出演していたものだった。このレースの会長が石原慎太郎氏で、都知事に就任してからも忙しいさなか、分刻みのスケジュールで開会の挨拶だけはご本人が登場していた。

ちょうど先日、古い譜面を整理していたら、この前夜祭の演奏風景の写真が一枚だけポロッと出てきた。これは何年の時のものかなあ、、。鳥羽に万年係留してあったブラジル丸という船の上に臨時のステージを組んで演った時のものだ。船上なので広いステージが組めず、やむなく2段か3段に段差をつけて組んで、船の発電機では容量が足りないので離れた桟橋に大型の発電機を2台セットして長いケーブルで引き込んだ。なにしろLEDなんてものがない時代。しかもその後主流となるムービングライトもまだ無い時代なので、ステージには100灯以上のステージライトをセットするからピンスポットは別系統にしても60kwくらいは必要だった。

ところがそんな時に限ってジェネレーターが不調になるもので、計算上は発電量に余裕があったはずとPA業者は言うのだけど、演奏途中の、しかもクライマックスで全灯ONにした途端に、、、トんだ。辺りは真っ暗、しかもPAも全滅なので聞こえてくるのはパーカッションの音だけ。ところがこれを観客は演出と勘違いして「ウォーー!」と物凄い反応。かろうじて別系統だったピンスポットは2本生きていたので、それでそれらしく演出しながら、それでも復旧までに10分くらいは掛かったと思う。いやぁハラハラしたのも今となっては良い思い出だ。


30年前くらいかな?

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