by G1X Mk2
今日は日曜日なので母を誘ってお気に入りのレストランでランチ。リトアニアで食べたカルパッチョが美味しかったので今日も頼んでみたが、あちらはノルウエーサーモンだったのに対してこちらは鳥羽産の金目鯛だった。うむむむ、優劣つけ難し。
ゆっくり食事してから、そのまま歩いて近くのホールで行われていたテノールのリサイタルを聴きに行った。伊勢出身の笠井幹夫という人で、全国的な活動の一方で、この伊勢にクラシックやオペラなどを根付かせようと努力している人とのことだった。ボクは彼のことも団体のことも全然知らなくて、単に近所でテノールのリサイタルがあるというので聴きに行っただけ。というか、生歌の好きな母に付いていっただけと言ったほうが正確かもしれない。
内容は日本の歌、オペラのアリア、世界の歌、オペレッタよりとなっていたが、世界の歌でナポリ民謡を聴いているのは心地よいのだけど、ナポリ辺りは北イタリアの人たちにとって結構煙たがられるというハナシを思い出してしまった。つまり北のミラノなどから見れば南のナポリは抑揚が大げさで、いくぶん粗野で、いろんな意味で洗練されていないということのようだ。でも同じ北にあるベネツィアではゴンドラ乗りがサービスでナポリ民謡を歌う、乗ってる外国人客はそれを聴きながらイタリア気分を満喫するというのだから現実は面白い。