*** テキトー絵日記 ***

2015/07/30(木


万年筆を買った(2)

by G1X Mk2

何故今日のタイトルが(2)なのかと言うと、前回は2012年7月3日だったからだ。その時がすでに万年筆を使い始めて丸一年、そこで初めての(自分にとっては)高級万年筆を使い始めたのだった。ただ最初の頃の出来事からペン先を一番細いタイプ(EF)を選んで使い始めたのだけど、これは細いというだけではなくて硬いという意味でもあった。

以来、今月で丸3年使い続けているのだけど、ちょっとその硬さということに疲れが出てきた。そこでペン先のタイプの違うもの、というといきなり中字(M)になってしまうのかなと思っていたら、なんとワンランク上の製品にはペン先が15種類もあることを知った。

15種類っていったいどんな分類かと思ったら、EF(極細)、F(細字)、SF(ソフトF)、FM(中細字)、SFM(ソフト中細字)、M(中字)、SM(ソフト中字)、B(太字)、BB(極太)、とここまでは分かる。しかし種類はまだあって、C(特太字-サイン用)、MS(音符用)、PO(帳簿など用の極細)、FA(毛筆タッチ)、WA(柔らか中字)、SU(縦横幅が変わるタイプ)と、実に他種類なのだ。

でその中から一番一般的と思われるFM(中細字)を選んでオーダーしておいたのだけど、それが本日届いた。そこで今まで使っていたCUSTOM74(極細)と今度のCUSTOM742(中細字)をいつも使っている書き写しノートの上に並べて記念撮影してみた。半逆光で色がわかりにくいけど奥が今まで使っていたEFのペン先を持つCUSTON74で胴はブリティッシュグリーン、手前が今日やってきたFMペン先のCUSTOM742で胴は黒だ。ほんの僅か、こちらのほうが太いようだ。

ではと、さっそく天声人語の書き写しを新しいペンで書いてみたのだけど、その滑らかな書き味というか、ペンの柔らかさは感激ものだ。もっとも今まで3年間も硬い極細のペン先で書いていたので特にそう感じるのだと思う。今回はコンバーター(インク吸入器)も付いているので、別に瓶インクも注文しておいた。カートリッジでインクを扱うのは確かに手軽で便利ではあるけれど、ペン先をインク瓶に入れてインクを吸入させるっていう作業はなかなか風情があっていいもんだ。ちょっとした書斎気分というか男のデスク、てな気にさせてくれる。

万年筆は天声人語の写し書きにしか使っていないのだけど、手で文字を書きたいという当初の希望は叶えられているからこれでいいのだ。しかし過去日記を検索してみて分かったのだけど、もう丸4年もこれが続いていたのだねえ、、、光陰矢のごとし。

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