大雨警報発令中 by G1X Mk2
台風が最接近するのは明日だが、今日の段階ですでに三重県内には大雨警報が出ている。この台風18号は昨日も書いたように気圧的には低くないので勢力は小さく暴風圏も伴っていないが、停滞中の秋雨前線との影響で強力な雨台風となるらしい。特に三重県への予想降水量は350mmとビックリするほどの数値なので、これはきっと紀伊半島南部の山間部に特に集中するのだろうと思う。
そこでさっそく、は昨日のフレーズだけど、国土交通省の設置している三重県内主要河川のライブカメラを見てみたら、あらら、まだ全然たいしたことのない水位だった。う〜む、これから山間部にいっぱい雨が降ってその結果、集めて速し宮川よ、となるのは今夜から明日にかけてかな?
子供のころ、台風が来るとなるといろいろその対策の準備で緊張したものだった。まずは雨戸を閉め、さらにその外側に貫抜をしたり、直接長い棒で戸板が飛ばないように釘付けしたりもした。風雨が強まってくると近所のあちこちからこの釘を打ち付ける音が聞こえてきて、ますます緊張の度合いが高まったものだ。
家の中には雨漏りに備えてバケツを数個用意し、停電することが多いのでロウソクや懐中電灯、それにラジオは必須だった。台風はたいてい夜中にやってきたので、停電とあいまって真っ暗な中、ロウソクの明かりとラジオから聞こえてくる台風中継の緊迫した実況アナウンスの声、ときどき家そのものを揺らす強風の音、家がきしみ砂壁がパラパラと落ちてきた時の恐怖感は今でも覚えている。
たぶんこれほどの強い台風の記憶はあの伊勢湾台風だったと思うのだけど、あれから比べるとそれ以降は幸いにも恐怖を感じるような強い台風には遭遇していない。家の造りも変わったし、途中で体験したマンション生活のせいで雨戸を閉めないままでも平気になってしまっている。とはいえ昨今の話題にもなっている超弩級の台風が来ないことを祈るばかりではあるけれど。