斎王登場 by G1X Mk2
明和町にある斎宮で新たに古代の建物が一つ復元され、その披露も兼ねて今夜は観月会が催された。駅から会場へ続く道はロウソク3千本でライトアップされてなかなか風情がある。でもその周りには飲食や物販のテントがズラズラズラ〜っと並んでいるのだけど、ボクが行った頃にはもう日が落ちていてあまりよく見えないくらいなので煩くはなかった。
でその新しく復元が完成された建物はというと、ちょうどその前でコンサートが行われていて、これがもうそのなんと言ったらいいか、シンセサイザーにバイオリンにフルートにSEもたっぷり入って、その後ろでは古代衣装が舞う。おまけにこのPAが馬鹿デカく、ライトアップもガンガンで、どうもボクにはよく分からない現代風な古代音楽ショー?せっかくの古式ゆかしい古代建築がぶち壊し、とか思ってしまうのはボクぐらいなんだろうな。
なのでそっちをそそくさと後にし、本日のボク的メインイベントでもある雅楽の観月の儀を見学に「いつきのみや歴史体験館」に向かった。というのも今日ここで踊る舞姫さんが実は知り合いのピアニストさんでもあるため。先月、外宮の舞台で踊ったとのことで、なあんだ、じゃあボクが撮影してあげたのにと応えたら、今日のことを教えてくれたというわけだ。もっともこれは本人からではなく共通の友人でもあるギターさんからのネタ。
てなわけでその観月の儀の様子をパチパチと撮影してきたのだけど、なんと驚いたことには、ここで龍笛を吹いているのが奥さんの知り合いで、その人が仏語会話の自主サークルのことを伊勢市広報に記事にした人なのだった。うむむむむ、世間は本当に狭いのだなあ、、、、その広報記事の御蔭で連日、仏語会話の自主サークルに参加申込者からコンタクトがあって世話係さんはてんてこ舞いなんだそうだ。