*** テキトー絵日記 ***

2015/10/05(月


寒暖の差

これは昨日撮影@斎宮 by G1X Mk2

最近は昼夜で寒暖の差が大きいと書いたが、日によっても日中気温がずいぶん違う。快晴の土曜日は汗ばむくらいで気温も30度近かった。昨日はそこまでではなかったものの、それでも気温で言うと夏日にはなっていた。それが今日は朝からドンヨリとした明るい曇り空で、お昼のNHKニュースで言っていたのは11時半の気温で19度ということだ。確かにそれ以降の午後の室内でも21度しかない。

ただこの気温ということで今でも強烈に思い出すのはバルト三国の旅行中でのこと。特にエストニアのタリンだ。場所的にはフィンランドの首都ヘルシンキからフィンランド湾を挟んで南側の対岸に位置するから緯度的には結構北ということになる。ただし時期が初夏にあたる6月末。ここの旧市街は中世の面影を残した世界遺産になっていて、街そのものが観光地でもある。

それまで南のリトアニアからラトビアと順にバスで北上してきたので気温的にはそれまでとさほど変わらない筈だった。それがこのタリンを観光する日の午前中に限って気温が急降下。もうまるで真冬(伊勢人にとってのね、)かと思えるほどの寒さ。確かに他の観光客の姿を見ればダウンコートとか革の上着とか結構な重装備。ボクはそれまでの旅行気分で軽装備だったから震え上がってしまった。しかしそうかといって急に着るものを手に入れることはできない。そこでひらめいたのは自転車小僧のテクで、峠を降りるときに体が冷えるのを防ぐために新聞紙などを着ているものの中で腹に巻くという方法だ。

なのでそれに習って持っていたタオルをジャケットの中にエプロンのように垂らしてズレないようにピンで止めて寒さを防いだりしていた。それでも体が震えるほどだった。これがその日の午前中のハナシ。


寒さに震え上がった午前中のタリン旧市街

その日のグループでの観光は午前中で解散になったので、お昼はタリン名物のレストラン、オルデハンザに駆け込み暖かいスープを頼んでほっと一息。食事を終えお腹も満ちて店を出てきた頃には日差しも戻り気温もグングンと上昇。結局その後の街歩きを終えてホテルまで帰るときには暑くて歩きながらアイスクリームを食べていたのだった。午前中の出来事がウソみたい、と思いながらだった。こんな極端な寒暖の差って実際にあるんだと感心しながら。(ちなみにその後訪れたロシアがこの旅行中では一番暑かったから分からないものです)


同じ日の午後は快晴で汗ばむ暑さだった

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