*** テキトー絵日記 ***

2015/10/26(月)


SF「火星の人」読了

素晴らしい秋の空が広がった今朝 by G1X Mk2

今朝はこの秋いちばんの冷え込みだったようで、早朝は気温も10度を切っていたが、快晴で日差しがたっぷりとあったおかげで午後には20度を超えるまで上がった。午前中の空には刷毛で描いたような薄い筋雲がいくつも伸びていて、これが秋本番の印象を深めてくれる。この写真はHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)で撮っているので実際に目に見えた景色よりも彩度が上がっているが、それでも今日の午前中の空は見事な青一色だった。

しばらく続いた山岳小説の次は、SF小説をいくつか読んでいたのだけど、昨日読み終わった「火星の人」(アンディ・ウィア作)は久しぶりのヒットで大変面白かった。やっぱりSFというのはあまりファンタジー要素が多すぎてはツマラナイ。文字通りサイエンス・フィクションというジャンルであって欲しいものだ。そういう意味でもこの「火星の人」はまさに空想科学の範囲内だと思う。ここにはエイリアンもアバターも出てこない。科学的態度を持った普通の宇宙飛行士がたった一人、火星に残されてしまい、どうやって生き延びるかというハナシなのだ。未来科学と普通の人間的要素が同時に描かれていて、ストーリーの展開にグイグイと興味を引きつけられ最後まで一気に読み進めてしまった。

そこでアンディ・ウィアの他の作品はどうなのかなと調べてみたら、やっぱりこの「火星の人」は世界的にも大ベストセラーになっていることを知った。しかもあのリドリー・スコット監督がこれを映画化していることも知った。日本でも来年公開になるらしい。わお、これはぜひ観に行かなくては。これがその予告編。


マット・デイモン主演

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