by G1X Mk2
これは先日の名古屋のコンサートの際にドバッとくれた今後の開催予定コンサートなどのパンフレットから一枚だけ持ち帰ったもので、だからちょっとクシャクシャになっているが、それにこういうのもコンサートと云うのかねえ?
なのだけど、これの内容は来年3月5日に愛知芸術劇場で行われる高野山の聲明で大曼荼羅供とある。この字が読めないので調べたら「だいまんだらく」と読むらしい。高野山の一連の儀式とともに見せてくれるというから、簡単に言うとショーアップされた儀式と聲明だな。
この聲明(しょうみょう)は簡単に声明と書くこともあるが、初めてコレを体験したのはたまたま訪れた京都の知恩院の本堂で偶然これが、つまり聲明が行われていて、そのサウンドにすごく感動したことだった。誤解を恐れず超簡単に言い切ってしまうと、これは大勢で合唱する念仏儀式のことだ。
そこまで書いて、そうだ、ひょっとするとYoutubeなんかにもあるのじゃないかと思い付き、検索してみたら、あった、あった、ありました。しかも以前の大曼荼羅供のダイジェストとなっている。へえ、なんでもあるもんなんだなあと感心してこれを見ているうちに今度はエストニアのタリンで聴いたロシア正教会の男女混声合唱が聴きたくなり、探したらこれもちゃんとありました。と言ってもボクが聴いたものと同じものではありませんが。ロシア正教会のチャントの多くの場合は男声合唱なのだけど、なにしろボクが実際に体験して感動したのは混声だったので、ここは混声のを聴きたかったのです。
で思うのだけど、ボクはロシア正教会の混声合唱はもちろんのこと、男声だけのキリスト教のグレゴリア聖歌も、仏教の聲明も、男声ソロのイスラム教のアザーンのコブシも全部好きなのだった。というか、そもそも人が好むものを売りにしてそれぞれの布教を図ろうとしているのだろうから、それに惹かれるのは当たり前なんだろうな。