*** テキトー絵日記 ***

2015/11/24(火)


中国製の管楽器事情

by G1X Mk2

今日は午後から北風が強くなり気温も急降下。この分だと明日は寒くなりそうだ。まあ今までが暖かすぎたのだけど、10月並みから一気に12月並みっていうのもこたえるよなあ。そういえば今年はまだ防寒のアウターも着ていないしストーブだって用意していない。そろそろ灯油を買っておくべきかな。

楽しみに到着を待っているTaishan Baritone Saxだけど、やっぱり日本では全く無名のようだ。でも実際に手がけている製品群を見ていると、とてもじゃないが板金に毛が生えた程度の町工場がやってる内容とは思えない。そこでちょっと今の中国製(含む台湾)の管楽器事情というのを探ってみた。

そこで分かってきたことがある。それは、かつては単なる有名メーカーの模倣品とみなされていたチャイナサックスが、今ではそこそこの実力を伴っているという理由なのだけど、なんのことはない、今の西欧の管楽器メーカーが実は下請けとして中国で作らせていたという経緯なのだった。そこで経験を積んだ中国メーカーが今ではコーン始めドイツや米国のメーカーなどにOEMで納品しているらしいというハナシだ。


中国の楽器メーカーの工場の様子

だからここ10年くらいの間に急に、楽器としての実力を伴った製品群を生産出来ているということなのだった。他にも中国管楽器メーカーとしては幾つもの名前があるが、実際に生産しているのは数社らしい、というハナシもある。

今のアメリカン・セルマーはバンディ・セルマーといってコーン社の物を使っているというのだけど、そのコーンが下請けに中国製品を使っているのなら、一般に出回っている低価格帯のサックスはどれも中国製といっても良いのかもしれない。


Taishan Tenor Sax を鳴らしているところ(そうか、Sunny gets blue もいいな)

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