小高くなった塔婆に佇む聖人? by G1X Mk2
と写真のキャプションを付けながらなんで塔婆っていうのかなと調べてみた。そしたら塔婆とは卒塔婆の省略形で、その卒塔婆とはサンスクリット語のストゥーバの漢字表記のことだと分かった。な〜るほどね。ストゥーバならインドネシアでも沢山見てきたのでイメージし易い。日本語だと仏塔なんて言ったりする。
今日はクリスマスなので、メリー・クリスマス!というのが一般的なはずなんだけど、どうも最近のアメリカなどでは気楽にこう言えないという事情があるらしい。つまりメリー・クリスマスと他人に呼びかけたりすると、キリスト教を押し付けるつもりか、という反応が帰ってきたりもするので、最近ではハッピー・ホリデーズ!とやるらしい。どうもあちらの一神教の方々は世界と仲良くやるのが苦手なようだ。そりゃそうだよな、自分たちの信じる神こそが神で、それ以外は認めないというのが根底にあるからどうしても争いになりやすい。
その点、我が神道や仏教は多神教なのでお気楽でよい。八百万(やおよろず)も神様がいたりすれば、そりゃまあ中にはヘンなのも居るだろうてな気にもなるから、良く言えば寛容、簡単に言うと大雑把なもんだ。もし世界の主要な宗教が全て多神教だったら今起こっているような宗教間対立を全面に押し出したような争いはうんと少なくなっているだろうと思う。もっとも争いの表面上はともかく、裏の実態は経済問題でもあるのだろうけど。
もうひとつクリスマス話題。昨夜の<シャーロック・ホームズの冒険を英語で読む会>の終了時に受講者からChristmasを略してXmasと書くのはどうしてですか?そんなことをするのは日本だけですか?という質問が出た。先生が答えあぐねている間に別の受講者がネット検索して答えを見つけてしまったのだけど、なんとこのXとはギリシャ語でキリストを意味するらしい。しかもそのギリシャ語表記を英語に変えたのが今のクリスマスなんだそうだ。ということは英語で言うと、Xmasのほうが古くて、次第にChristmasと表記するようになったというものだ。ちなみに日本だけで見かけるX-masやX'masは間違いで、書くならそのまま素直にXmasと書くのが正しいとのこと。ふ〜ん、勉強になったぞ。