*** テキトー絵日記 ***

2015/12/31(木)


今年を振り返ってみると

ドンド火@外宮 by G1X Mk2

というわけで今年も無事に過ごすことができた。最終日なので今年一年を振り返ってみると、、、音楽のことというか楽器のことしか思い浮かばないが、まず一つには3年続けたボタンアコーディオンの基礎訓練がついに棒を折った。ピアノ式じゃないボタン式は独自の魅力があって決して嫌いじゃないし飽きたわけでもない。ただ、左手でベースと和音とリズムをキープしながら右手でメロディを奏でるということがどうしてもボクにはクリア出来ないことのようだった。

このことでボクのアタマをかすめるのは、まだボクの子供達が小さいころのハナシで、ボクは子供の相手をするのは嫌ではないのだけど、それは二人いる子どもたちのどちらか一人と向き合うことで、二人同時に彼らの父親として振る舞うのは苦手なのだった。アコーディオンの左右同時に気を配るのが苦手というのにどこか通じる気がしている。

その代わりに浮上してきたのがフルートの代替わり。以前からフルートは吹いていたが本気でちゃんと良い音を鳴らしたいと思うようになって、今年の2月頃、総銀製のフルートを買って、基礎の基礎というべき部分をクラシックの先生に何度か教わった。

本気でフルートを始めるに至ったのには実は伏線があって、2011年にキューバで聴いたフルートソロが大いに関係している。ただ、総銀製のフルートというのは実にお高いのが通常なので、いまさらそんなにお金を掛けるのもねえ、とビビっていたのだ。それが総銀製を買うに至ったのはやはり楽器店での試奏体験が大きい。それとパールのフルートは他社よりも一段と安かったということもある。でも今だったらTayshan Winds(中国製) のフルートに手を出したかもしれない。

というのも11月に買ったタイシャンのバリトンサックスが思ったよりも良い製品だったので大変満足しているからだ。このバリトンサックスという楽器に惹かれるようになったのも実は長い長い伏線があって、それは映画「愛と哀しみのボレロ」だったと思うのだけど、ビッグコンボのような感じでバリサクが入った歌のバックのシーンが鮮明に記憶に残っているからだった。都会的で粋な感じだと強く感じた。

だからボクの場合はバリサクといってもコンボで使うことが前提だったのだけど、先月からは社会人フルバンドにも加入させてもらうようになって、人生初のバリサクのパート譜を鳴らしたりしている。前にも書いたが15歳でアルトを始めて25年、そこからテナーに変えてまた25年、今年からバリトンも始めて、さあ残りの人生であと何年バリトンを、いや、管楽器を鳴らして楽しむことができるのだろうかと考える今日このごろなのだった。

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