by G1X Mk2
今日の午後は某証券会社主催の経済セミナーに出席した。といっても半分は付き合いというか、員数集めで出かけたようなものなのだけど、意に反してその内容は面白かった。
ただ、いくら専門家だとかこの道何十年のプロとか言ったところで今の世界経済を鋭く正確に予測することは不可能だと思う。楽観論があればほぼ同数の悲観論が現れるのが現状じゃないだろうか。なので面白かったといえるのはそういった経済予測的なハナシではなく、近世以降の世界経済の歩み、日本の立場で言うと日露戦争以降の世界の戦争や紛争と、世界的な経済組織の関与という部分のハナシだ。
先日のNHKで放送されていて、ボクは初めて知ったのだけど、第一次大戦後のドイツに生まれたヒトラー政権を、フォード始めアメリカの大手の会社が支えたという事実と呼応するかのような今日のハナシはとても面白かった。もっともこれらはマスコミ操作されている現状ではなかなか表に出てこないということだった。
よく映画などで、世界征服を企む闇の巨大組織に一人で挑むヒーロー、なぁんて単純冒険活劇があったりするが、ヒーローはともかくとして、世界のお金の流れを綿密に追うと表には出てこないというか、ボクたちには知りようのない裏の世界があるのかもしれない。