*** テキトー絵日記 ***

2016/02/08(月)

映画「オデッセイ」

by G1X Mk2

昨年の10月に読んで、最近の中では一番だと思ったSF小説「火星の人」が映画となって先週の金曜日に封切りになったので早速観てきた。

タイトルはもともとの「火星の人(The Matian)」から「オデッセイ」に変わっていたが、これは日本語で火星人というとタコのお化けみたいなものを連想しちゃうからだろう(ちょっと古いか?)。英語だと定冠詞のTheが付くことで想像上の一般的な火星人と、火星(にいる)人の違いが分かるのかもしれない。

じゃあオデッセイってどこから来た言葉なのかと検索してみると、元々はギリシャ神話のことで、そこから転じて長い航海を意味するに至り、「2001年宇宙の旅」の原題が”A Space Odyssey”と名付けられたあたりから来ているようだ。確かに火星は遠い。

映画は142分と長いほうなのだけど、それでも小説のストーリーを下敷きにするにはあまりに短いと感じてしまう。あの長く孤独で不便極まりない日々を精神力と科学力で克服していくという過程を味わうには、映画では事態が好都合に動きすぎるという印象を持ってしまわないかと危惧したりする。しかしその半面、後半の彼の救出ミッションなどは小説にはない映像の持つ力が十分に発揮されていて、結果を知っていても救出の感動が味わえた。

公式サイトはこちら。→映画「オデッセイ」
(彼を救出することに決めた女性船長が言うセリフ「Let's go get a boy!」がクールでカッコいい。)

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