今夜のGIG by G1X Mk2
地元でジャズを演ってると周りのメンバーというか知り合いというかの音楽仲間はほとんどが若くない。若くしてスタンダードナンバーのジャズを演るという人たちもいるのだろうけど、ボクたちのセッションに積極的に参加してくれるような若い人はそんなに多くない。
そんな状況下で今夜はピアノに若い人材が参加してくれた。いいねえ。ジャズピアノを始めてまだ1年半ということだが前途有望な新人さんだ。ぜひとも交流を通じて地元の若きリーディングマスターとなって下さいますように。
そう思ってしまうほどジャズの演奏というジャンルは若々しくない。都会ではそうでもないかもしれないが、ローカルの現状ではなおさらだ。聞いたハナシだとこれはなにもジャズに限らずで、楽器の演奏というような人前でデビューするまでには長い修行時間が要るようなものは今の人達には敬遠される傾向にあるのだそうだ。
ある時期にはバンドブームなどと言われたりもしたのだけど、今となってはそれも遠い過去のことで、時間のかかることは敬遠されてすぐに出来るようなことにしか今の人達は興味が湧かないらしい。確かに楽器の習得には時間がかかる。その上、ジャズの語法を覚えたり、過去の偉大なプレーヤーたちを聴きこんだ上で自分の演奏に反映させようと思うと、時間のかかり方は今様ではないかもしれない。
・・・・・一昨日のライブを聴いた感想がある人と一致した。やっぱりね。上手いかどうかというのと、聴き応えがあるかどうかは別問題なんだよね。
