*** テキトー絵日記 ***

2016/03/23(水)

春の陽気気分で思ったこと

今が満開の白木蓮 by G1X Mk2

今日は本当に暖かい。日差しはタップリで風もなく、窓を開けた室内でも午後は22.6度もある。庭のモクレンも満開になってるし市内のアチコチの桜も開き始めている。いよいよ春だなあと思いたいが今週の金曜日辺りは花冷えで冬に戻るとか。もう冬物ジャケットなどはクリーニングに出してしまいたいのだけどねえ。

またベルギーで爆弾テロがあった。空港と地下鉄で立て続けに起こったとのこと。空港の方は自爆テロらしい。自爆するということはそれが強制されてやっているのでない限り、よほどの強い信念と宗教観に裏打ちされたものでないと成り立たないと思う。自爆することを聖戦として彼方の志願者が絶えないのだとしたら、非イスラム側がいくらテロだと指弾しても解決にはほど遠いのじゃないか。

例えばイスラム諸国がテロを起こす集団の摘発に本腰を上げるようになれば、コトはイスラム対非イスラムという構造から抜け得ると思うのだけど、各国の思惑が重層的に入り乱れているようで簡単なコトではなさそうだ。しかしなんだかんだ言っても結局は経済問題に尽きると思う。「金持ちケンカせず」とはよく言ったもので、洋の東西を問わずこれは普遍的事実と言えるのじゃないか。

世界のトップ60数人の資産が、世界の35億人分に匹敵するという記事を見かけたが、こういう富の偏在が一番問題なのじゃないか。と同時にこれは資本主義の末路を示しているのじゃないか。日本においてもかつて一億総中流と言われた時代が一番活力に溢れていた。そして時代が進むに連れて貧困層の問題が表面化してきている。つまり資本主義というのは自動的に富の偏在を促すシステムなのじゃないかと思う。それも成熟すればするほど偏在の率は1:99に向かっていく。今の問題の多くは、この進行に抵抗する具体的な出来事なのではないか、と思ったりする今日の午後。

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