by G1X Mk2
ここは大掛かりな改装が最近終わったばかりの伊勢志摩サミットの会場となるホテルのバーラウンジ。今夜の演奏はてっきりどこかの団体かなにかのパーティーアトラクションかと思っていたら、そうではなくて、せっかく改装もして一新となったのでテストケースとしてミュージックサービスを入れてみようというホテル側のトライアルでもあった。一応イベントとしてのタイトルも決まっていて、それが「The
Club Jazz」という名称のようだ。
つまり演奏する趣旨としてはあくまでホテルバーでのソフトなラウンジ演奏ということで、おーーこれはボクの大好きなシチュエーションじゃないか。こういうのはホテルの格式が高いほど客筋も良くて、おまけに最初からジャズをうたってあるので妙に客に媚びたような曲を取り上げなくて済む。
そんななので結局のところ、実際の演奏時間はきっちり2時間としっかりあったのだけど、ちゃんと聴いてくれるお客さんが多く、曲ごとに拍手も貰ったし、なにより最後まで満席状態で、途中から入ってきた何組もの人たちが残念そうに帰られたことだ。席がないので入り口で立って聴いているグループもいた。なので終わってからホテルのスタッフと、次からはもうちょっと席数を増やしたほうがいいですねと話したりもした。
しかしそれにしてもさすがはサミット会場のホテルだ。ホテルに近づくまでには警察車両のたまり場みたいなのがあって、雨の中でも立番のおまわりさんはいるし、ホテルの近辺では夜間もずうっと哨戒パトロールをしている。道路や駐車場はもちろん、ホテルの中庭みたいなところまでもがパトロール対象となっていた。