右手がJR伊勢市駅 by G1X Mk2
今朝は雲が多かったが、午後からは無事に「5月の空」に復帰した。やれやれ良かった良かった。駅前デパート跡地に建設中のビジネスホテルもグングンと背を伸ばしていて、青空をバックになかなかスタイリッシュな景色となっている。
伊勢志摩サミットの警備は最高潮に達しているようで、なんと投入された警察官は2万3千人だそうだ。おかげで昼間はともかく夜間に出ようとすると検問に引っかかって面倒らしい。昨夜のフランス語サークルでも、参加した人が検問に引っかかってとコボしていた。伊勢市内ですらこうなのだけど、サミット会場地付近では検問どころか予め配布されたIDカードが無いと進入すらできないらしい。
検問で思い出すのがはるか昔の、あれはたぶん1970年頃のハナシ。当時は赤軍派だとか革マルだとか学生セクトの過激派がまだ影響力を持っていた時代だった。さてそのハナシというのはその頃、大学の軽音楽部に所属していたボクはコンボのメンバー数人と静岡へ演奏旅行に出掛けていた。
静岡までは新幹線だったのだけど静岡市内ではジャズクラブやホールなどでの演奏があり、その移動の関係で現地でレンタカーを借りていた。これが今時そんなの誰も借りないような黒塗りの古いセダン。ここに長髪(当時はこれがスタンダードだったので)の学生が5人も乗っていたわけだ。
するとなにを違反したわけでもないのにいきなりパトカーに止められ、車の中を徹底的に調べられた。ダッシュボードはもちろんトランクも開けられて、そんな経験は初めてだったのでボクはへ〜!、これが検問かと驚いたのだけど、運転を担当していたT君は理不尽に調べられたことに腹を立てていた。
あとから分かったことなのだけど、当時、都内の過激派の学生グループが静岡方面に向かったという情報があり警察が警戒していたのだった。つまりボクたちは今で言うところのテロリストに間違われたということのようだった。40年以上も前のハナシだけど今でもハッキリ覚えている出来事だ。
今月の課題曲その4 ”Cantaloupe Island”