*** テキトー絵日記 ***

2016/06/17(金)

オペラ「ラ・ボエーム」

@三重県文化会館 by G1X Mk2

今日はほぼ1年ぶりのオペラ鑑賞。お題はプッチーニの代表作とも言われている「ラ・ボエーム」。前回が去年の6月12日に観たロッシーニの「セベリヤの理髪師」だったのでほんとにキッチリの1年ぶりという感じだ。ちなみにこのラ・ボエームを見るのは今回が初めてなのだけど、ボクもだんだんとオペラ慣れしてきたのか、拍手とともに一部の観客がブラボー!と叫ぶような場面でもさほどには感動しなかった。

椿姫なんかでもそうだったのだけど、主演の女性が病弱ではかなく倒れるという設定なのに、およそはかなくとは縁遠いような体型の力強い女性歌手だったりすると、歌声を聴いている分にはいいのだけど、舞台を目で見てしまうと違和感がありまくる。オペラとは聴いて、観て楽しむ総合芸術なんだとしたら、もうちょっとビジュアル方面に配慮があってもいいのじゃないだろうか。これじゃあ歌手としての実力さえあれば、見た目の体型などはあまり関係無いと言い切っているようなものだ。仮にこれが歌入りの映画だったら、、、絶対に通用しないと思うぞ。

というのが今日の感想なのでした。あ、それから今回のオペラは二階席前詰めと三階席前詰めに、それぞれ左右に向けたスピーカー群が設置してあって、なんとオーケストラピットの音はここから増幅されて出ていた。なのでいつもよりも伴奏の音量が大きめなので、歌手の中低音などは場面に寄っては伴奏に埋もれていたりした。なにしろ目の前で演奏している生音が、前方のピットから飛んで来るのではなくて左右のスピーカー群から飛んで来るのがボクには違和感ありまくりだった。これもマイナス材料だなあ。

※パンフによれば今回の音楽は「ローマ・イタリア歌劇団」となっているが、その中身は『スポレート歌劇場を中心にボローニャ歌劇場、サンタ・チェチーリア管弦楽団のメンバーが加わり結成されました』とあるから、臨時で混成のツアー楽団だったということもひょっとするとPA増幅と何か関係あるのかもしれない。

今月のINDEXへ戻る  ホームへ  つづく