テオティワカン遺跡 by G1X Mk2
今日はメキシコ中央高原地帯でのハイライトでもある世界遺産テオティワカン観光がメインの日だ。その前にこれも世界遺産になっているメキシコ国立自治大学を見学する。ここの図書館の壁面などはメキシコ独特のストーンモザイクで民族のことを表現している。岡本太郎の太陽の塔など多くの日本の現代アーティストが影響されていると考えられているそうだ。
多色の自然石でモザイク壁画となっている図書館
その次はこれも世界遺産となっているメキシコシティの歴史地区の観光。この中でやはり素晴らしいのはメトロポリタン大聖堂。キリスト教の普及率が高い国の大聖堂はどこも内部の装飾や建築物としての意匠などが素晴らしい。
メトロポリタンカテドラルにて
次のソカロ広場やテンプロ・マヨール遺跡、メキシコ全土から一年中、敬虔なクリスチャンが集まるグアダルーペ聖堂などを見学してからいよいよテオティワカン遺跡に向かう。
月の神殿ピラミッド中腹より、死者の道の左手に最大の太陽の神殿が見える
このアステカ文明の中心都市でもあったテオティワカンに近づくといきなり月のピラミッドと呼ばれる巨大な建造物が現れた。中腹までの階段は登ることができるので早速登ってみたが、階段の踏み面に比べて段差が大きいので登るには脚力が要るし下りは踏み面が小さく傾斜が45度と急なので注意を要する。しかしここからの遺跡全景の眺めは抜群で、南北数キロに渡って延びている神殿都市の様子がよく分かる。特に反対側にそびえる太陽のピラミッドとその頂上まで登っている人のシルエットがまるで砂糖の山にたかるアリの群のようで印象的だ。
これは太陽の神殿と対を成す月の神殿ピラミッド
アップで人物を見ると建物の巨大さが分かる
ボクも登ってみたが、こちらのほうがステップとしては造りが優しいものの、なにしろ高さがあるので途中でバテて諦める人も結構いる(高さ64m)。優しいといってもこちらも傾斜が43度もあるので登り下りは慎重にならざるを得ない。この階段ピラミッドは底辺が224m四方もあって高さでは及ばないものの、底面積ではギザのピラミッドと同じだそうだ。(冒頭と下の写真)
太陽のピラミッド
ここでの観光を終え、空港のレストランで夕食を頂き、21:50の国内便で1300kmほど離れたユカタン半島の中心都市メリダへ移動した。今まで標高が2200m以上と富士山6合目付近に滞在していたのだけど、メリダやカンクンは平地になるので疲れも取れやすいそうだ。