ウシュマル遺跡(の魔法使いのピラミッドと呼ばれているところ) by G1X Mk2
今日から過ごすユカタン半島は今年すでに5回も40度を超えたそうで、もともとがジャングルの低湿地とも言える土地柄が昨日までのメキシコ中央部の高原地帯とは大きく違うところだ。昨日見てきたテオティワカンは15〜16世紀に栄えた文明なのだけど、このユカタン半島に残るマヤ文明はそれより遥かな昔に起こった文明ということになる。ただしこのメキシコに残るマヤ遺跡は文明後期ので、最初に訪れたマヤパン遺跡は13世紀頃のものらしい。
マヤパン遺跡
ここから1時間半ほど移動して次に訪れたのがカバー遺跡。ここの建物にはマヤの雨の神チャークが壁面いっぱいに彫られている。ただしその組み付けはパーツごとに作られたものを壁面にセットしていくという工法だ。一見しただけではどれが顔だか分かりにくいので赤い線で輪郭を描いてみた。
赤い線が雨の神チャークの顔(説明されないとワカラナイ)
これが壁面いっぱいに作られているのだけど、大きな川の無いマヤ文明にとっては雨水がとても貴重なものだったというのは容易に想像できるので、雨の神はさぞや大事なものであったのだろうと同感できる。ここを観光した後はウシュマルリゾートホテルのレストランでランチ。午後はウシュマル遺跡を観光した。ここのメインとも言える魔法使いのピラミッドは登るのが禁止されているが別のピラミッド跡には登ることも出来る。
早速登ってみる。
上からの眺めは四方八方が地平線まで伸びる緑のジャングルだった。
3つのマヤ遺跡を見学した後はユカタン半島の中心都市、メリダのソカロ広場で自由時間をもらい辺りを散策。この時、この中央公園で演っていたのが大音響のサルサバンド。早速近寄ってみればなんと、連邦警察のお巡りさんバンドというではないか。しかしお巡りさんといえど流石はラティーノス、ノリが違う、リズムも音もゴキゲンだった。
サックスの二人は曲によってトランペットも吹くのだ!
なんとゴキゲンなお巡りさん達だろうと感心したが、あれはお巡りさんが演奏しているというよりはミュージシャンがお巡りさんをしているのだろうなと納得することにした。このソカロ広場に面したカテドラルなども観た後ホテルに戻っていったん休憩し、歩いて近くのレストランで夕食。その後、やはり近くにあるウォールマートでお土産など買ってホテルに戻った。
メリダのカテドラル