by G1X Mk2
以前に、ハガキの用紙送りが出来なくなったプリンタを貰ってきて、幸いにもA4用紙は紙送りが出来るので自室で譜面印刷専用機として愛用していたプリンタが壊れた。今度は用紙送りがどうのこうのではなく、電源入れるとエラーとなる立派な(?)故障状態だ。最近はよく印刷をするのでプリンタがないと困る。
今は昔と違ってとにかくプリンタ本体が安い。しかもボクの場合、主用途が譜面印刷だからどれだけ安いものを買っても問題はない。本当ならどこのメーカーでも構わないのだけど、一応、インクの入手しやすさでエプソンかキャノンにしておけば問題はない。
コピーやスキャンの出来るインクジェット複合機の最安機をネットで調べたらキャノンの6900円というのがあった。これをアタマに入れて市内の大型家電店に出かけた。まずはY社、ただいま決算特価とかで同じ機種が5900円。安いなあ、ネット最安値より1000円も安い。でもついでにもう一軒、大型家電店K社に回ってみるとこちらは5930円と先ほどのY社よりも30円高い。ただし会員は5%割引なので実質は5605円。をを、さらに安いゾ。しかもセットで買うと予備のインクは一割引きというので予備インクも含めこっちで買ってきたのだけど、この値段でも当然のことながら本体付属のインクも付いてくる。
調べたらインクの値段が3410円、するとプリンタ本体価格は2195円という計算になる。なんと、インクのほうが高いのだ。これは本体が安いということではなくて、いかにインクを高く売るかというビジネスモデルなのだろう。
本体を安く売って毎月の通信費を高く取るというケータイビジネスと同じモデルだな。昔読んだ本に出ていたのだけど、クレジットカードのスキミング被害で、高額な買い物などに使うのは素人で、悪事のプロはわずかな金額を毎月落とすようにするんだそうだ。するとなにかの費用だろうというくらいで気にされずに毎月引き落とす結果になり、これが全米から集まると大きな金額になるというハナシだった。後々まで続く支払いのほうが一時の金額より大きくなるということだな。